【心の灯】冷たい富山県に怒り狂った話


息子がNICU(新生児集中治療室)に入院している最中、私は調べものばかりしていました。

医療面は病院に任せるしかない。
親は愛情を注ぐことは大前提。
しかし、他には何ができる?

「障害児の福祉に関わる制度を知っておこう!息子を育てる中で、どんな制度があるかを知っているか知っていないかで、大きな違いが生まれるかもしれない」

そう思って、私はネットで見かけた富山県の難病や障害の相談機関にメールしました。

もちろん富山県立中央病院にもソーシャルワーカーさんがいます。
病院のソーシャルワーカーさんや上市町福祉課の保健師さんは、直近の退院後の生活が成り立つまでの支援をしてくれました。

しかし私は、現時点でもわかる将来的に使えそうな制度を知りたかったのです。

ところが県の相談機関からは
「大変ですね。まずは病院のソーシャルワーカーさんに聞いてください」という返事でした。

「何でも相談してください!」と書いてあるのに、その対応。私と妻は怒りました。

当時は1年後に富山県知事選を控えていた時期。
「こんな冷たい対応するなら、自分に県知事やらせてほしい。もっと優しい行政にする」なんて家族に言っていました。

これが、私を政治に駆り立てた行政への初の「怒り」でした。

数年後、よもや本当に議員になるとは、当時の私は思ってもみませんでした。

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